安全性

ロドデノールによる白斑被害

ロドデノール((±)ロドデンドロール、4-(3-Hydroxybutyl)phenol)が配合された薬用化粧品を使用した人に白斑が確認され、2013年7月4日に自主回収されることが発表されました。白斑の被害症状は2014331日現在で18692人になったと報告され、そのうち4195人は症状がほぼ回復したとのことですが、2年経過しても白斑が残ったままの人が多数います。

ロドデンドロールは通称ラズベリーアルコールと呼ばれ、白斑被害が報告されていたラズベリーケトンを還元して合成します。逆にいうと、ロドデノールが酸化されるとラズベリーケトンになります。したがって、両者は還元体と酸化体の関係にあり、非常に関連性の高い化合物であり、専門家でなくても、ロドデノールにも白斑を生じる危険性があることは想定できます。還元体と酸化体が非常に関連性の高い関係にあることは、コエンザイムQ10に還元型コエンザイムQ10と酸化型コエンザイムQ10があることからも容易に理解できます。薬事申請資料に福田先生のラズベリーケトンによる白斑被害とそのメカニズムに関する論文を正確に引用し、ロドデノールと同じ化合物類に属する4位置換フェノール(p-フェノール)による白斑被害とそのメカニズムに関する多数の文献を記載していたら、審査担当者も、ロドデノールによって白斑が生じる危険性は容易に予見できたはずです。